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第21章 かわいいひと〜卒業〜



先生がご飯を炊いて適当に作ったというおかずとお味噌汁と一緒に食べた。

ふたりで食べるとおいしい。

「あ、お母さん、晩ご飯用意してくれてた?」

「ううん、大丈夫。」

こんなところまで気にしてくれて優しいんだ。

「ね、ちょっと待ってて?」

先生が食べ終わった皿をキッチンのシンクに置いて水を流しながら言う。

「うん。」

「テレビでも観てさ。
あれだったら上だけでも着替えるか?」

スゥエットを手渡されて、ダウンを羽織って先生は出て行った。

着替えてしばらくテレビを観てたけど洗い物しとこうとキッチンに向かう。

洗い終わる頃に先生がガチャって音をさせて帰って来た。

「お待たせー!」

手にはコンビニの袋をぶら下げてる。

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