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第22章 かわいいひと〜その日〜
「モテモテだ。」
声のする方へ向いたら大ちゃんがいた。
「…大ちゃーん。」
なんか明日から会えなくなると思うと寂しくて悲しくて…
あんまり考えないようにしてたんだけど顔を見たら一気に寂しさが押し寄せて来る。
「泣くなって。
俺も泣きたくなる。
さっきから、にのと涙を堪えるのに必死だよ?」
「…うん。」
「それに。
たぶん会えるでしょ?
これからも。
なぁ?」
ん?
俺に言ったんじゃない声に顔を上げると俺と大ちゃんを見て苦笑いの先生。
「うん。
会えるよ。俺もセットで。」
その言葉だけで大丈夫って、
気持ちが強くなるから不思議。
「あいば!
写真撮ろーぜ!」
櫻井も来て俺の首に腕を回してぐりぐり。
俺が携帯を出したら松潤も来て、
「俺が撮ってやるよ。」
って自分の携帯でも俺の携帯でも撮ってくれた。