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第23章 かわいいひと〜夜の中で〜



相葉の胸に顔をくっつけると心の音が聴こえる。

「俺もさ…怖いんだ。
お前はまだ18だし。
男同士だし。」

「うん。」

「でもね、

どうしようもなく…

どうようもなく欲しいよ。」

「お…
おれも…」

相葉を抱きしめて、今この腕の中にいるんだって改めて実感。

確かめるように華奢な身体をそっとなぞる。

相葉がブルっと身震いしたのがわかって心配になった。

「怖い?

俺は…

お前のしたいようにする…

から…」

「先生?
任せて…いい?」

「…いいの?

ふたりで。
とにかくふたりで…

少しずつ…

ね…?」

こくりと頷いた相葉の頬や肩を撫でると、もうムリ。

もう待てない。

相葉の唇を求めて身を乗り出した。

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