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第26章 かわいいひと〜久しぶりの逢瀬〜
キモチ放心状態な俺に和也がのそのそと乗っかってきた。
え?
だめだよ。
ここから動けなくなる可能性が…
「待って…ちょっと…」
ベッド…って言おうとしたけど遅かった。
俺の唇をそっと和也の唇が覆う。
優しく、優しく。
触れるだけのキス。
口を尖らせて、つんと動かすと、んふ、って笑ってるだけ。
つんつん押した。
これはこれでいいんだけどさ。
俺はせっかちなのかなぁ。
和也のうなじに手を差し入れて後頭部を捉えて動けなくしてキスをする。
ただ優しいキスはそのまま。
応酬は続いた。
まっすぐに口を合わせて、つんと突き出す動きを繰り返す。
愛おしい気持ちを込めて。