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第26章 かわいいひと〜久しぶりの逢瀬〜



つんつん


啄む


これって母親が子どもにするキスと変わらないキスだよね?

エンドレスな優しいキスを終わりにしようと俺から仕掛ける。

俺のは恋人を欲しがるキスだよ?

ごめん、野蛮で。

和也の上唇を食む。

下唇を舐める。

少しの隙間から舌を滑り込ませる。

和也の舌を見つけて絡ませると声が漏れた。

「ふ…ぅ…ん…」

追い立てて執拗に舌を捉えると和也の息が更に上がる。

「んっ。」

目を開けて和也を見てたら苦しそうで、でも溶けそうな表情。

「和也?」

キスの合間に名前を呼ぶ。

「なに?」

まぶたを開けるとトロンとした目で俺を見た。

「ベッド…いこ?」

「う、うん。」

離れたくないから降りたくない。

そういうことかな。

じっとしてた和也が降りる素振りをしたから抱え上げるとベッドへと急いだ。

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