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先生…


先生が優しいキスをたくさんくれる。

それを受け止めて胸がいっぱいになって苦しくなった。

「雅紀…

…まさき…」

キスの合間に名前もずっと呼んでくれる。

「先生…

ぁ…んっ…」

動き回る指が俺を狂わす。

自分でもなにを恐れているのかわからない。

きっと自分で思ってたより男同士ってことを気にしていたのかもしれない。

だからかな。

身体を繋げる大変さも手間もわかった今、口や胸へのキスや愛撫での快感は素直に表せるのに、後ろで受ける快感にとまどうばかり。

俺の不安が伝わったのか先生が指の動きを止めた。


どうしよう…


怒ったの？


先生の顔を見るのが怖くて目を閉じたまま。

とてつもなく長く感じる時間、泣きそうな思いが込み上げる。

さっきまで熱かったシーツはひんやりしていて身体も冷えていくのがわかった。