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第26章 かわいいひと〜久しぶりの逢瀬〜
くちゅくちゅ
やらしい音が響く灯りを落とした部屋。
恥ずかしくて耳を塞ぎたくなってきた俺は、どうしていいかわからなくなってギュッと目をつむった。
それがいけなかった。
逆に聴覚が研ぎ澄まされてダイレクトに音が耳に届く。
やだ…
やだ!
恥ずかしくて行為に集中もできなくなって、おろおろしてたけど身体は正直なのか、先生の指が中を掻き回すと電流が走った。
顔の上にクロスした両腕を乗せる。
「雅紀?
恥ずかしい?」
「…うん。」
「そっか。
ごめんな。」
そう言いながらも先生はせっせと俺を解すからちょっとおかしくなってしまう。
先生も余裕ないのかな。
もう一度、ごめん、ってつぶやくと俺の後ろを触ったまま、片方の手で俺の髪を梳いた後ゆっくり腕をどけてキスしてくれた。