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第27章 かわいいひと〜不安と不安〜
「和也…寝れないでしょ?」
「はぁ?寝れるって。」
雅紀の手が動いて俺のを触る。
「ね、これ。」
「んー、なに?」
「勃ってるね。」
「そう?気のせいじゃない?」
しらばっくれると、くふふと笑う。
「気のせいかな。」
「そーそー。
だから…ね?
もう離そっか?」
身をよじると一瞬離したのにまた握る。
「…怒るよ。」
ちょっと低めの声で言ってみたけど怯まない。
「和也。俺が手でする。」
「あ?いいって。」
情けなくなってきてもう体を捻って後ろを向いた。
そしたら後ろから抱きついてきて恥ずかしそうに呟く。
「ごめん。
間違えた。
俺の…俺のを触って欲しい。
だから…和也のは俺が触りたい。」