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第2章 近づく距離

それから数日、二宮さんとは特に接触出来ずにいたけど時々メールを送った。

なんでもない日常の話をするけど、
“好きだよ”って打ったりもした。

二宮さんは普通の返信ばかり。

大ちゃんや松本さんとご飯食べて帰ろうとなることも多くなって、そうなると二宮さんとも会える。

そして一緒に帰って、別れ際にはキスをした。

触れるだけのキス。

付き合ってんじゃないか?と錯覚する程。

心は通じ合ってるような気がして満足してたけど、
逆にとてつもなく寂しくて泣きたくなる日もあった。

どうして離ればなれなのか。
どうしてキス以上のことはできないのか。

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