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第4章 あなたを守りたい

みんなと別れて。

どうしても二宮さんに会いたくて。

二宮さんの家に向かった。

二宮さんは、どうした?、と驚いてたけど、ちょっといい?、と俺は有無を言わせず向かう。

玄関を部屋着の二宮さんが開けた。

きょとん顔で俺を見る。

玄関先で突っ立ってる俺。

「どうしたの?」

……

二宮さんを見て泣きたくなる。

俺が勝手にせつなくなってると、
黙った二宮さんはそのまま俺の前に立って、俺が何か言うのを待ってくれているみたい。

「にのちゃん。すきだよ。」

それだけ言って俺は二宮さんを抱き寄せた。

「本当にどうしたの?なにかあったの?」

心配そうな二宮さんの声に胸がきゅうっとなって。

ごめんね。
心配かけて。

「にのちゃん。俺を信じて。
俺の…伝わってる?
ただ好きだって気持ち。」

俺の中で小さくなってる二宮さんは動かない。

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