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第5章 その先へ

n side

相葉くんが好き。

おかしいくらい。


すきだ。


“我慢する”

そう言ったけど。
我慢なんてもうムリで。

会うたびに好きになって、会えない日には相葉くんを想って。

どうしたらいい…。


*****


そんなことを思って毎日毎日。

外での仕事の帰り、会社に戻った時に相葉くんを見かけた。

声を掛けようかな…って思ったけど女の子が相葉くんに駆け寄って。

足が止まった。

どうしようかな。

コーヒーでも買おう…
自販機の前へ向かうと潤くんがいた。

「おつかれー。」

近づいて声を掛ける。

「おつかれー。」

随分と疲れてるみたいでネクタイは外してボタンをいくつか外したシャツが目に入る。

かったるそうに取り出し口に手を運んだ潤くんになんにも考えてない頭のまま見ていた。

潤くんは同じようにコーヒーを買いに来たみたい。

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