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快楽教師

第1章 運転中の車内で…



さっと支度をすませて、車内に乗り込む。
私は香坂百合子。
私立女子高の教師をやっている。


「ふぁ〜…姉ちゃん、いってらっしゃい」


私の弟、香坂 睦(こうさかちか)は高校生。
もう7時だと言うのに、眠い目を擦って手を振っている。

多分今日も遅刻ぎりぎりだろう。


「じゃあね、いってきまーす」



車内から手を振り返し、
アクセルを踏む。


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