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いくら若いっていっても、何も無しではここまでならない。
私は気づいてしまった。
東妻先生のマグナムが、憤っている事を。


私がこれ程までに見詰めているのに一切目が合わないのは、彼が香坂先生を見ているからなのはお見通し。

２人はそういう関係なのかは知らないけれど、全く相手にされていない気がして、無性にムカッ腹が立つ。



「…私が一緒じゃ迷惑だったかしら？」


「えっ…？」

何の話だって顔ね。
じゃあ…


「会議のとき…随分香坂先生と仲がいいのね。
交互に文字を書いたりして」

「えぇッ…！？あ、あれは……百合子先生と話す用があってですね……」


明らかな動揺が見れた。

そうね…

「”百合子”先生と二人きりになりたくて、候補したのかしら。
…下心があったから？」


「そっ、それはっ……」