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となりの君と、

第1章 1 気まずい朝

光多はとにかくバカ。

バカみたいに明るくて、バカみたいにいつもゲラゲラ笑ってる。

大学二入ってから染めた明るい茶髪もなかなか似合う、と同級生からは評判なんだと自慢してきた。

昔から話しやすくてフレンドリーな性格のおかげか、そこそこ女の子からはモテていた。

そんな彼にバレンタインのチョコレートやラブレターの橋渡しをしていたのは幼なじみ、というポジションに安心されきっていたあたし。

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