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サキュバスの嫁

第2章 シアと初めて……

「やっぱりそうか」

「多分そうだと思います。私クオーターなのでまだ力をコントロール出来る部分もありますが
昨日や今日みたいに力をコントロール出来て無い部分も多いのでさらに血が薄くなったらどうなるのかってのが怖いです。
見た目は人間と同じですがやっぱり人間とは違うの」

「シアは俺の事をどう思ってる?」

「葵さんの事をですか?」

「ああ」

「ぁぃ……好きですよ」

「それでいいじゃん、好きな人と一緒にいる。
その好きな人が俺がサキュバスのクオーターってだけでさ」

「葵さん、私でいいんですか?」

「もう、シアは俺しか選択肢無いと思うんだけど」

「言われて見れば確かにそうかも知れません」

「あと、俺もシアが居なけりゃ生活出来ねーし」

「そうですね、葵さん生活力皆無ですもんね」

「そうだよ」

「くちゅん、ちょっと寒くなってきましたね」

「やっぱりシアはアホか」

「何でさっきからアホアホって言うんですか」

「いや、俺とお前まだ裸だし」

「………あ。み、見ないでくださいー!」

と唐突に布団に包まるシア。

たしかに冷えてきたので

「ほら、出てこいって。もっかい風呂行くぞ」

と包まるシアを引きずりだし風呂に連行する。

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