箱……捌
第4章 【強者】の選択
予告もなしに首を切られたヤツは…眼球をぐるぐるさせ―――――…
最後は自分の血が首から吹き出るのを確認して…白目になった――――――…
そこからは…ハンマーだったり…ノコギリだったり…
ダーツの矢だったり…
あらゆる凶器や手口で―――…
遠多君は…クラスメイトを潰していった―――――…
半分も…潰すと…
疲れたのか…息切れをし始めた…
「――――…人殺すのって…案外疲れるんだな……」
遠多君は…後ろを振り返り…
鼻で笑った…
「体力…ないなぁ…僕」
そう言うと…手にしていたバットを床に投げた―――…
バットは…床に倒れている生徒の上に転がる…
「〜〜〜〜っんっ、あっ…ぇん…だ!」
俺は、唸り声の中から…ハッキリと遠多君の名を呼ぶ声を聞き…周りを見渡す!!