箱……捌
第4章 【強者】の選択
「―――――…あ、ガムテープ…緩かった?剥がれてきてる奴いるんだ……ん?何?」
遠多君は……まだ…生きて椅子に貼り付けにされている俺たちの方を見て笑った…
「ん〜〜〜〜…なっ何で…こんな――――…」
後ろから…声がする…
俺は、振り向きたかったが…身体が…固定されていて…
振り替えるのには難しかった!!
「―――――…どう…して?って…
それは――――――…君が【弱者】だからだよ…」
「はぁ…お前が!【弱者】だろ〜〜〜〜が!!」
完全にガムテープが口から取れたのか…
彼は遠多君に強気な態度を示した…
まるで…今でも…【強者】を誇るかのように―――…