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異彩ノ雫

第33章  夜想曲 ⑦




不思議な予感にいざなわれ

迷宮へと踏み入れたひと足は

月明かりの導きのまま歩をすすめる



━━ 望みは如何に…と、天上より ふいな問いかけ



愛する人と共にあること…! 間を置かず声を張れば

いつのまにか 明るみかけた窓が目に映る



思いもよらぬ夢の名残は 早鐘を打つ胸の高ぶりばかり…







(了)



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