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異彩ノ雫

第36章  十ノ月 ③




一面に“宇宙”が広がる



わたる風にざわめき立ち

頼りなげに揺れながら…



白 薄紅 黄…紫

どこまでも儚い秋のひと群に

分け入れば

その名に帯びた広大な世界へと

いざなわれる



花の夢に酔ってゆく







【秋桜】


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