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異彩ノ雫

第38章  十ノ月 ④




窓の向こうに見る教会は

午後の白い光の中

ひっそりと佇む



その厳かな扉の内

すべてが瞑目する空間に



この身を置いたなら

乱れる心も

祈りの時を持つのだろうか…



小さな吐息に陽がゆれる







【迷い】


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