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異彩ノ雫

第51章  十二ノ月




うつつの闇にさ迷いながら

ひとときを夢に遊ぶ夜

心放たれ

想い満たさる



伸ばすこの手に

触れるは幻ばかりと言わば言え



束の間を酔わす夢こそ祈り

帆に受けし風ともなりて

思いひとつに

明日の海へと航りゆくものを…







【舟航】


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