テキストサイズ

異彩ノ雫

第55章  十二ノ月 ③




ブルーグレーの夜の色

まといし彼は

北辰を 戴き海を航る人



迷いなき瞳をあげて

麗しき花を胸に抱き…



波濤よ鎮まれ

凪げよ 風

清けき月よ ゆく手を照らせ







【北辰】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ