テキストサイズ

異彩ノ雫

第5章  七ノ月 ②




新たな日の訪れには

色づき始めた東の空と

薄紫に流れる雲を見たい



開け放たれた窓から風を呼び

広げた腕に抱きとめれば

夢の名残にあなたが浮かぶ



もどかしい夜が 今 明けてゆく







【朝】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ