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異彩ノ雫

第88章  四ノ月 ③




切ない夜は眠れない…



心に叶う音楽さえも

虚ろに耳を過ぎてゆく



読みかけの本

飲みかけのグラス



曖昧な時間の流れは

ゆるやかで

手すさびのカードに

君への祈りをこめるばかり







【夜すがら】



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