テキストサイズ

異彩ノ雫

第95章  五ノ月 ②




吹き込む風の冷たさが

頬の湿りを教える時

夢の欠片が胸を刺す



午前4時36分…



あなたを探し

さ迷い続けた街の色を

浅い眠りは覚えている



あてどなさに震える心も

そのままに…







【早暁】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ