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異彩ノ雫

第104章  六の月 Ⅱ ②




触れるたびに

胸が熱くなるあなたの言葉

幾度も読み返しては

つのる想いをグラスに映す



飲むほどに遠退く眠りの訪れ

闇に鼓動が谺する



星も目を伏せる夜の中

そっとレコードに針をおとし

あなたの空へ調べを放つ







【触れる】


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