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異彩ノ雫

第138章  十ノ月 Ⅱ




ところを隔て

時を分かつ人なれば

恋しき想いは限りなし



せめて

十五の夜を数えた月を

同じ想いで眺めんか



雲よ隠すな 今宵の夢を







【仲秋】


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