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異彩ノ雫

第140章  十ノ月 Ⅱ ②




前髪をかきあげる

あなたの指が

私の心をざわめかせる



雨の匂いと

気だるい午後のテラス席…



胸元へと

つたう雫を目で追えば

冷えた頬に火がともる







【カフェ】


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