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異彩ノ雫

第144章  十ノ月 Ⅱ ④




薄墨を流したような雲の川

その

波間に浮かぶ星ひとつ

掬い上げて

君の胸元を飾りたい



── 光の尾をひく流れ星も…


そんな

可愛いワガママを聞いたなら

星降る街へと旅立とう


銀の櫂の小舟に乗って…







【gift】


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