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異彩ノ雫

第144章  十ノ月 Ⅱ ④




込み上げる想いを耐えるとき

私の心は

ただ ひとりの人に占められる



息をひそめた時間の中

きっと 泣いてもいいのだろう

月の隠れた今だから







【ひとり】


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