テキストサイズ

異彩ノ雫

第144章  十ノ月 Ⅱ ④




もしも月になれるなら

本読むあなた

カップを片手に寛ぐあなたを

淡い光で包もうか



眠れず空を見上げるならば

お伽噺を聞かせよう



望みのままに夜の中

愛しいあなたを癒せるものを


私が月であったなら…







【月光】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ