テキストサイズ

異彩ノ雫

第160章  十二ノ月 Ⅱ ③




明けきらぬ東の空に

消え残る星ひとつ



遠く聞こえる鐘の音に

想い重ねて高みへ放てば

雪の華ともなるものか…



ならば ひとひら

愛しい人へと舞い降りよ

またたきの間に消えるとしても…







【雪の華】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ