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異彩ノ雫

第165章 一ノ月 Ⅱ




夜が 明けてゆく
いつものように…

薄紫に染まる雲
静寂の奥から響く鐘の音
花びらに
ただひとつ光る雫

生まれたての景色を見るように
いつになく 心がさわぐ

あなた…

そして想いは祈りに変わる







【夜明け】


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