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異彩ノ雫

第187章  三ノ月 Ⅱ ③




朝焼けに向かい
胸に刻んだ誓いの言葉を
そっと 唇にのせてみる
春の陽に
コートのボタンをはずすように

清しく 柔らかな風が
心をほぐす

そして
私は想いを放つ

あなたに続く遥かな空へ…







【朝風】


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