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異彩ノ雫

第198章  四ノ月 Ⅱ ④




花巡りの
旅の途中でございます

南よりゆるゆると
季節に歩並みを合わせまして
時には風の吹くままに

あてどなくも
ただ
花を愛でるばかりの身であれば
俗な憂いより
解き放たれてございます

刹那の時を
花とともに生きる日々…
どうぞ お笑いくださいませ







【遊子(ゆうし)】


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