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異彩ノ雫

第200章  四ノ月 Ⅱ ⑤




休日は

ほんの少しの朝寝坊

窓辺に置いたガーベラが

わずかに濃い影を伸ばす



幸せな目覚めのまま

いつもより

丁寧に淹れた珈琲は

芳しく朝を彩る



ガラスに弾ける光の中

思い出される昨夜の夢は

あの人と

こんな朝を過ごす夢…







【holiday】



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