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異彩ノ雫

第207章  五ノ月 Ⅱ ④




何となく目覚めれば

明るみ始めた窓の外に

鳴きかわす鳥の声



見知らぬ時間の営みは

心楽しく

耳を澄ませ 閉じる目蓋の内に

ほのかな夢の名残…



今一度の面影を探し

まどろみに墜ちてゆく







【暁光】



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