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異彩ノ雫

第207章  五ノ月 Ⅱ ④




眠りについた頬が

濡れているのを知ったのは

日付も変わった月明かりの中



涙の訳を知りたくて

けれど

静かな夜を壊したくなくて

ただ 君の目蓋にキスをした



ねえ 君

僕はいつでも ここにいるよ…







【月光】





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