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異彩ノ雫

第225章  七ノ月 Ⅲ ④




せせらぎに足を止め
見つめあえば
あなたの肩越しに陽が沈む

私の頬が熱いのは
あの 燃え立つ空を映しているから…

私の胸が波打つのは
水の流れが早いから…

そして
涙が零れるのは
あなたのくちづけが 優しいから…

残照に
ふたりの時間が溶けてゆく







【first kiss】


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