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異彩ノ雫

第232章  八ノ月 Ⅲ ③




手のひらから

“今”が ほろりとこぼれ落ち

またひとつ

思い出になってゆく



ほろり、ほろり

はらり…



とどめる思いをすり抜けて

今が儚く降り積もる







【今】



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