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異彩ノ雫

第236章  八ノ月 Ⅲ ⑤




ごきげんなサウンドと潮風
それが僕たちの夏だった…

波に誘われるまま迎える 海辺の朝
そのまま
惜しげもなく陽にさらした肌を
冷たいしぶきで流せば
テラスの向こうに落陽が見える


続くはずのない日々を
胸に刻みながら
ひたすらの刹那に夢をみた



僕たちの
美しい夏だった…







【想い出】


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