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異彩ノ雫

第286章  四ノ月 Ⅲ ②




鳴りやまない喝采は

まるで押し寄せる潮騒の調べ


そのただ中に あなたは立ち

凛として両手を広げている



演じることは 生きること

星に道をたずねる果てない旅…




ふいに

客席を見つめる瞳が 舞台袖の私を捉える


ふたりの胸に 虹がかかる







【アプローズ】


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