ただあなただけを見つめる
第6章 半同棲
「ちょっと暁ぁ!
何あの大量のアイス!」
シャワーを終えた暁に詰め寄る。
「あー、どうせならおっきい箱のアイス10箱買ったら倍の数食べれると思ってさ。」
…本人はまったく悪気がないようです。
「太るし…。」
「いや、てゆうか10個食べてる時点で太るから。
でも、夏帆はちょっと太った方がいいぞ?」
「もう!暁も食べるの手伝ってよね!?」
私はそう言って暁の腕を叩き、ベッドに寝転んだ。
暁も同じようにベッドに寝転ぶ。
いつものように抱きしめられる。
私は気にせず目を閉じた。
すると暁がポツリと呟いた。
「夏帆っておっぱいでかいよな…」
「えっ……ちょ…ひゃん//」
むにゅむにゅと私の胸を揉む大きな手。
私はパチンとその手をはたく。
暁は「はい…」と手を引っ込めた。
「はぁ…
早く夏帆とヤりたいなぁ。」
「ヤりたいなら襲えば?」
「いや……いい。」
いじけたようにそう言うと私からパッと手を離し、寝返りを打った。