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ただあなただけを見つめる

第16章 花火





暁ごり押しのりんごあめと、タコ焼きとヤキソバを買って土手に向かった。


土手にはすでにたくさんの人で賑わっていた。



座るとこなんてあるの?


…なんて思いながら暁についていく。



人気(ひとけ)がなくなった頃、暁が足を止めた。



「ここ、穴場だよ。」



暁が指をさしたのは、橋の下だった。




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