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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第8章 杉本潤の事情①

「そ……そここそ自分で拭いた方が……」
「だって潤くんのせいでコーラ溢しちゃったん
だよ。だから……ね?お願い……」

これだけ堂々とした態度を
取っているというのに
恥ずかしそうな顔をしていて
とろけてしまいそうな甘い声を発する。

このギャップに持っていかれそうになる。

「俺には真子が……裏切れない」

今までそうしてきた。

どんな誘惑にも乗らなかった。

「潤くん。大袈裟だよ。拭いてほしいだけ。
その先は望まないから」
「ホントに?」
「ぅん。ホントだよ」

拭くだけ……拭くだけ……

それで終わらせる。

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