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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第9章 菜々子VS潤

玄関先でのセックスを終えると
潤は素っ気なかった。

厳密に言うと素っ気なさを装っている
様子だった。

井上真子への後ろめたさからだろう。

「風呂入ってくる」

潤がお風呂に入っている間
私はリビングで待たされた。

女の匂いが微かに残る
新婚家庭のようなリビングだった。

二人の写真が飾られていて
テーブルの上には井上真子の私物であろう
ピアスや女性ファッション誌。

所帯染みた空間に嫉妬した。

こんなことしている場合じゃない。

私も浴室へ向かう。

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