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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第14章 枯葉雅紀の事情②前編

自宅で菜々子とイチャイチャのはずだったが
俺行きつけの美容室へタクシーで向かった。

見れば見るほど菜々子の髪の
バラつき加減が気になった。

「前に番組の企画でお世話になった美容室
なんだよね」
「突然行っちゃって大丈夫?予約とか
しなくていいの?」
「ちょっと待つくらいじゃね?」

ところが……美容室は混雑していた。

「枯葉様。申し訳ございません」
「謝らないでください。連絡も無しに
来てしまった僕が悪いんですから」
「二時間近くお待ちになるようになりますが」

そんなにか。

公の場で時間は潰せない。

かと言って、菜々子の髪を放ってもおけない。

あッ……そうだッ!

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