もしも願い 一つだけ叶うなら
第2章 進展
二宮side
合宿で大野さんにキスされて好きと気づいてから何もしていない。
正確には何もできない。だって男同士だし…
メンバーだし、彼女はいるし、何かするほうが怖かった。
でも日に日に好きって気持ちは高まっている。
あの日以来、いつも通りに大野さんと接するようにした。今まで以上に隣にいることが増えたかな。
二人きりの時は何もしないけど、メンバーの前とかでふざけるイチャイチャしてみる…
そんなことしても後で虚しくなることわかってんのに、その時は俺だけのものって気になれる…
前に進まない恋ほど悲惨なものはないな…
俺、大野さんより好きな人なんかできんのかな…
明日から夏のコンサートが始まるからと一日休みもらえたので大野さんの家に遊びに行くことにした。
------------------------------------------------------
いつも通り二人で大野さんの部屋でゴロゴロしている。
智「俺の部屋でゲームするなら家でしろよ、もう」
ニノ「家でゲームしかしないからダメなの、話する人がいるの…」
智「もう…」
もうって言ってるけど本気で怒ってはいない、テーブルで絵を描きながら俺のことをかまってくれる。
やっぱり好きなんだよな…ゲームしながらチラチラ、大野さんが絵を描く後ろ姿を見て一人で満足している。
床に置かれたビニール袋にお菓子が入っているのが見えた。
ニノ「あの袋のお菓子食べていい?」
智「いいよ…」
ベッドから起き上がり、ビニール袋からお菓子を取り出そうとすると更に袋に包まれたものがある。
なんだろうと開けようとすると…
智「ちょい待った…」
おれから袋を取り上げた。なに???
ニノ「何??」
智「お菓子じゃないからいいの」
行動が怪しすぎる。わかったふりをして再度取り上げて開けてみたら、コンドームだった。
智「ニノ、やめろって!!」
ニノ「うわ」
彼女がいるんだから当たり前なんだけど、なんか生々しい…
現実突きつけられてショックだった。そんなこともわかってるつもりだったけど…
智「彼女がいるんだから普通だろ」
怒ってる?この人、こんなところ見られたくないんだよ。
俺もどうしたらいいのかわからなくなる…
当たり前なんだけどやっぱり、俺じゃないんだよな…
合宿で大野さんにキスされて好きと気づいてから何もしていない。
正確には何もできない。だって男同士だし…
メンバーだし、彼女はいるし、何かするほうが怖かった。
でも日に日に好きって気持ちは高まっている。
あの日以来、いつも通りに大野さんと接するようにした。今まで以上に隣にいることが増えたかな。
二人きりの時は何もしないけど、メンバーの前とかでふざけるイチャイチャしてみる…
そんなことしても後で虚しくなることわかってんのに、その時は俺だけのものって気になれる…
前に進まない恋ほど悲惨なものはないな…
俺、大野さんより好きな人なんかできんのかな…
明日から夏のコンサートが始まるからと一日休みもらえたので大野さんの家に遊びに行くことにした。
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いつも通り二人で大野さんの部屋でゴロゴロしている。
智「俺の部屋でゲームするなら家でしろよ、もう」
ニノ「家でゲームしかしないからダメなの、話する人がいるの…」
智「もう…」
もうって言ってるけど本気で怒ってはいない、テーブルで絵を描きながら俺のことをかまってくれる。
やっぱり好きなんだよな…ゲームしながらチラチラ、大野さんが絵を描く後ろ姿を見て一人で満足している。
床に置かれたビニール袋にお菓子が入っているのが見えた。
ニノ「あの袋のお菓子食べていい?」
智「いいよ…」
ベッドから起き上がり、ビニール袋からお菓子を取り出そうとすると更に袋に包まれたものがある。
なんだろうと開けようとすると…
智「ちょい待った…」
おれから袋を取り上げた。なに???
ニノ「何??」
智「お菓子じゃないからいいの」
行動が怪しすぎる。わかったふりをして再度取り上げて開けてみたら、コンドームだった。
智「ニノ、やめろって!!」
ニノ「うわ」
彼女がいるんだから当たり前なんだけど、なんか生々しい…
現実突きつけられてショックだった。そんなこともわかってるつもりだったけど…
智「彼女がいるんだから普通だろ」
怒ってる?この人、こんなところ見られたくないんだよ。
俺もどうしたらいいのかわからなくなる…
当たり前なんだけどやっぱり、俺じゃないんだよな…