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もしも願い 一つだけ叶うなら

第3章 発展

大野side

布団の上に二人、ベッドに寄りかかりながら並んでビールを飲んでいる。
すき焼き食べてお腹いっぱいになり、ニノの肩に頭を乗せて…、ニノが俺の横にいることがすごい幸せ…

ずっと一緒に居てたいな…

コンサートも終わり日常に戻ると思ってたけど、ニノはオーディションが控えてたのを忘れてた。
受からないかもしれないけど、実力出し切って欲しいな…そんな悪い結果にはならないと思うだけど…

ニノが飲んでるビールのほうが美味しそうに見えて、飲んでるビールを取り上げて、飲み干していく。

ニノ「俺、無理してるように見える?」
智「ニノはそんなことはないよ、でも場の雰囲気もあるから…」

ニノは冷静に周り見ながらだからそんなことないけど…、まあ、他はいいか。
根拠のない自信や生意気はすぐに折られるし…
まあ、それも自分で乗り越えてか…

俺もまだまだだけど…

ニノ「大野さんはそんな経験してきたの?」
智「覚えてないや(笑)」

ニノ「ウソばっかり…あなたが俺のビール飲むから無くなっただろう、もう!」

少し顔を赤くさせながらも本気で怒ってない。俺の頭の上に頭を乗せてくる。
お互いの体がくっ付いてるだけで触りたくなる。

髪を撫でてやると更に目を細めてる。そう言えば…

智「あっ、写真撮ろうよ」
ニノ「は?何言ってんの?」
智「ほら、二人っきりで撮ろうよ」
ニノ「やだよ~、バカップルじゃん!」
智「バカップルじゃん」

携帯を取り、ニノと二人で自撮りをする。
ニノを膝の上に乗せ、背後から抱きしめたり、ほっぺにキスしたり…

嫌がる割にはその顔さえ可愛い。

ニノ「俺の撮影は値段高いだからな!」
智「プライベート〜」

写真確認すると、そこには満面の笑顔の二人がいた。雑誌でも見せたことない笑顔。
お互いの好きが溢れた写真

この写真が後に事件を起こすことになるとは
思わなかった。











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