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もしも願い 一つだけ叶うなら

第2章 進展

二宮side

そこそこ長かったツアーも今日で終わり。
最終日は東京。

これからは大野さんとはレギュラーの仕事ぐらいしか会えなくなる。
この後、俺はオーディションの撮影して、結果次第でどうなるかはわからない。忙しいようで不透明な予定。

ああ、近いのに遠いな…

そんなことを考えながら自分でコンサート会場に移動する。楽屋に入ると翔ちゃんと松潤がいつもの定位置で準備していた。

翔、潤「「おはよう〜」」
ニノ「おはよ」

おれのすぐ後に相葉さん、大野さんが入ってくる。

スタッフもツアー最後だからなのか浮き足だっているように感じる。今日のリハは公演最終日だからと追加曲分も合わせてリハもする。

リハも終わり、楽屋で準備してるとみんなの話題は明日からの休みの話でもちきり。2日間の休みは嬉しいかった。

今日のコンサートが終わったら、俺は大野さんの部屋へ泊まりに行く予定。多分、酔っ払って何も出来ないだろうけど、とりあえずは一緒にいれる。

なんかやっと二人きりなれる。
約1カ月近く何もしてない。
また一からやり直し、照れてなにもできないだろうな…。それでも久しぶりの二人っきりは正直嬉しい。
ああ、早く仕事終わらないかな…

メイクも終わり衣装を着替えてたら…
相「なんかニノ、ご機嫌だね?休み何か予定あるの?」

ニノ「そう?コンサートも終わるし、明日休みだからじゃない。予定はないから家にいるよ」

相「そうなの?どっか行かないの?」
ニノ「いかない、ってか打ち上げあるから明日は一日二日酔いで動けないじゃん(笑)そのまま寝て終わるよ。でかけない。」

相「もったいないじゃん、俺は買い物行く~」

彼女できたのかな…誰と?とは聞かないけど、
楽しみなんだろうな。俺もだけど。

浮足立つ雰囲気の中、開演10分前になる…
舞台袖でみんなと最後の円陣を組む。

松潤の「最後だから気を抜かないこと、ケガしないこと、最高の最後にしよう」と気合の入った声が響いていく。

段々とお客さんの歓声が大きくなる。
今年最後のコンサート。
出番前に5人で気合い入れをする。

スタンバイしてゴーサインを出すと、カウントが始まる…

4.3.2.1.・・・「「「「「ゴー」」」」」

スポットライトが当たりコンサートが始まった。

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